OneEyedJOKER

愛のコリーダのOneEyedJOKERのレビュー・感想・評価

愛のコリーダ(1976年製作の映画)
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狂おしいほどに切なく そして
痛々しい 究極の愛のかたち

問題作として物議を醸した本作品だが
これを卑猥ととらえるべきでは無いと思う

これほどまでに 愛することが出来ることは 何て幸せなんだろうか
羨ましくも感じてしまう

愛に暴走して行く定(松田瑛子)と
その全てを受け入れる吉藏(藤竜也)

定を見つめる吉の眼差しは
何処か 必ず来るであろう道を予知し
受け入れる覚悟で満ちていた

「定 お前が望むことを私は全て受け入れよう」その瞳が訴えている

2人の狂気とも取られるであろう愛は
その後 皆の知るラストを迎える

愛のみに生きた2人のことを 羨ましく
本作の芸術性 名作性に思いを馳せながら余韻に浸りきった

出来るなら 1度は観賞してみて頂きたい作品だ
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