昆虫パニックの傑作
1973年にこんな作品作りあげるなんて、技術だけでなく、製作陣の根気が伝わってくる映画
登場人物が限られていて、ストーリーもわかりやすいです
劇中の配色も夜の車が走るシーンで緑色を使ったり、真っ黄色の殺虫剤がばらまかれた大地など単色で画面がうまるようなシーンがいくつかあり芸術的な雰囲気すら感じます
また肝心なアリは本物が多く使われており、当時では貴重だと思われるズームレンズでアリの毛もわかるくらいの精度で撮られています
主人公達が使った殺虫剤をアリ達が命を燃やしながらバトンのようにつないで運び、女王アリのもとへ持っていく姿には感動すら覚えました
そして死んだ人間の手の穴からアリ達が這い出てくるシーンは忘れられません🐜