藤見実

エル・ドラドの藤見実のレビュー・感想・評価

エル・ドラド(1966年製作の映画)
4.7
なんだこれリオブラボーじゃねえか、と思うが、リオブラボー同様に良い。酒浸りのミッチャム、脊髄近くに弾丸をかかえていつ利腕が麻痺するかわからんウェインのコンビが魅力的でないはずはない。2人で松葉杖を築く最後。
銃が苦手な「ミシシッピ」が散弾銃をぶっ放すんでその度に面白い。

古い教会での銃撃戦はもちろん高低差を利用して楽しいだけではなく(落下を下から撮ってるとこはやりすぎ演出だとしても楽しい)、教会のベルを銃で撃ちまくる「ブル」の楽しさよ。

女たちも魅力的。

犯した過ちも勲章も全てそのまま身体に残るガンマンの悲哀と、最後のなんとなくの収束が美しい。

ちなみにミッチャムの風呂シーンがたまらなくエロいんで絶対に見るべきである。とちろん二日酔いで頑張るミッチャムも良いのだけど
藤見実

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