最初のモーター船→水中の世界のあたりにかなり痺れるものの、陸に上がってからはあまり映像的に目を見張るものがないので、少し不満が残った。ストーリーラインはよくできてる。
知識を増すとともに変転するルカの想像パートはもっと思い切ってサイケデリックで派手な表現にしてしまってもよかったのではないかと思う。マイエレメントの水と炎の表現は流石に良かった。
ジェルソミーナ号の文字が映ってはじまるのでイタリア映画にものすごくアイデンティティを持ってるのかなと思いきや、そこまででもなかった。
(浜辺での擬似兄弟喧嘩からの決裂、その色味とかなんとかにタヴィアーニ兄弟を思い出して涙してしまった)