繊細な心の持ち主で、小さい頃から自傷行為を繰り返していた内向的な女性リー。
男性経験も就職経験もない彼女だったが、自立のために弁護士事務所の秘書の仕事に就く。
しかし仕事初日から彼女を待ち受けていたのは、事務所のボスであるグレイの一風変わった秘書教育だった。
グレイは秘書とボスの主従という立場をいいことに、リーに対して一見して陰湿なイジメとしか思えない要求を次々と命じていく。
ところが、リーはそんな理不尽な“教育”にもめげるどころか、徐々にかつて経験したことのない快感を感じ始めていくのだった。
この映画の印象として覚えていたのは「変態映画」だと思っていたけど、ピュアなラブストーリーでした!
彼女の心の傷に寄り添い彼女そのものを肯定してあげたのは、グレイの性的嗜好をこれから彼女に施していく作戦ではなくグレイの人間性だと思いたい。
グレイこそ独特の性癖持ちかもしれないが、人間の根っこの部分は悪い人じゃないんだと思う。性癖こそがいろいろ歪ませているんだね。そこはお互いか。笑
二人がハッピーエンドならそれで良いんだ。