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プレイタイムのaihonaのレビュー・感想・評価

プレイタイム(1967年製作の映画)
4.5
どっこらしょと見始め、ジャック・タチの遊園地みたいな世界観にはまり込む。

はじめはどれどれと見始めてシーンの解釈に時間がかかったけど、徐々に見事なタイミングの映像にやられる。
なんというか、ジャルジャルの漫才のような、スポーツのバッテリーのような、バンドの演奏のような、しっくり・気持ちいいシンクロ(?)具合!

タイミングの亡者なのかというくらい綺麗に計算された人々の行動が、どの人にも焦点を当てられて全員が主人公のような、もう「みんな好きに暴れてくれ!」みたいな。
それによってこのトンチンカンであり得へんのに妙に納得できる自然なお祭り騒ぎが出来上がってる(と思ってる)

この遊園地みたいな演出力本当に憧れます。🏊
わたしが写真とか映像で目指してるのってこれこれ!!!って後半うなずきまくった。

どんちゃん騒ぎの中独特なリズムで大げさに踊るオバチャンと、窓ガラスが遊園地のアトラクションに劇的変身するシーンが忘れられへん。。

特に、窓ガラスの やられた! 感が凄かった。
マネはしたくないけど透明ドアを割ってドアノブを自演するところ。
ジャック・タチのモノの見方研究したいな〜〜〜!
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