寝具とSing

プレイタイムの寝具とSingのレビュー・感想・評価

プレイタイム(1967年製作の映画)
4.5
あんまり期待してなかったけどめちゃくちゃ面白かったわ。近代の思想が詰め込まれた、シティーポップな作品で当時の人々の考え方、生き方みたいなものを体験させてくれた。インテリアや建物の装飾のこだわりもすごく美学を感じるし、当時の日常であり群像だから今の世の中に生きる私からみればSFとリアルの間にいるような世界観で全く飽きなかった。
色んな人が都会で働く人、観光客、そしておじさん色んな人達が出てくる中でおじさんの存在が田舎から出てきて都会の機能に圧倒されて流されて行く展開が実に自然な感じで非常に良かったと思う。それでいてチャップリンを彷彿とさせる小ボケで終始ニヤニヤしてしまってもうレストランのシーンはもう最高だった。完璧な映画です。