ハレルヤ

北国の帝王のハレルヤのレビュー・感想・評価

北国の帝王(1973年製作の映画)
4.0
大不況時代のアメリカ、列車の無賃乗車をする人間が後を絶たず、その人間を非情な手を使ってでも排除する鬼車掌と、帝王と呼ばれた無賃乗車のプロとの戦いを描いたアクション映画。

冒頭からショッキングな場面で幕を明け、鬼車掌の恐ろしさを存分に感じさせてくれます。
そして主演2人の意地と意地のぶつかり合いが始まり、テンポの良さもあって、2時間があっという間に過ぎ去ります。

リー・マーヴィンとアーネスト・ボーグナインの熱い名演技が光りまくり、物語に大きな熱量を与えていましたね。ただ途中までキース・キャラダイン演じるシガレットの存在が鬱陶しくて仕方なく、「こいつただイライラするだけの存在か?」と思っていましたが、ラストでスカッとするので許しましょう。笑

元祖ハードボイルドを体現した作品。今ではこんな感じの映画もなかなか無いでしょうね。
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