北国の帝王の作品情報・感想・評価

「北国の帝王」に投稿された感想・評価

(114)
軽犯罪が生き方になる
クラッカーマジでかわいそすぎ

@ DVD
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

3.5
男と男の対決、というよりは意地の張り合いの物語で、汗と埃にまみれたゴツゴツした雰囲気のロバート・アルドリッチ監督作品。
出演は薄汚れた格好の男性キャストばかりで、セリフのある女性の出演者は列車の洗面所で腋毛を剃る人一名だけという徹底ぶり。
単なる無賃乗車でそこまでムキになる必要もないとは思うが、そこは昔のアメリカ男の気骨というものか。
主演のボーグナイン&マーヴィンのオッさん2名の頑張りは勿論だが、根性なしの若い小悪党役キース・キャラダインがなかなかいい味を出している。
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.3
大不況時代のアメリカを舞台に無賃乗車のホーボーと残忍な車掌が激突する。物語にも設定にも華やかさは無いのに、ひたすら無骨な泥臭さでグイグイと引っ張られていく。本作の魅力はやっぱりリー・マーヴィンとアーネスト・ボーグナインが滲み出す男の臭いなんだよな。悪役系の濃い風貌で決して二枚目ではない男二人が放つギラギラしたオーラが堪らない。やってることはただ乗りと車掌の攻防でしかないのに、ぶつかり合うプライドが本作を強烈な「男の世界」にまで引き上げているから凄まじい。

最初から最後まで路線を舞台に物語が繰り広げられるのも印象的。機関車の物々しい走行音や甲高い汽笛が生み出す独特の「重量感」が本作の泥臭さと絶妙にマッチしている。シリアスで現実的な時代背景を取り入れながらも全体を通して暗くなりすぎず、どこか明るく活劇なムードを纏っているのも面白い。アクションのリアルな不格好さもグッと来るし、特に終盤のマーヴィンとボーグナインの対決なんかはめちゃくちゃ生々しくて好き。

印象深いのはキース・キャラダインが演じる帝王の座を狙う若きホーボー。向こう見ずな活力と反骨心で戦場に突っ込むけど、口先で意気がるばかりで全く実力が伴っていないんだよな。ボーグナイン演じる車掌には真正面で全く敵わず、マーヴィン演じるホーボーからも突き放される「斜に構えてるだけの軽薄な若造」の姿は時代が時代なだけになんだか興味深い。
Atyang

Atyangの感想・評価

4.1
ナンバーワンとシャックの男臭さ、最高だなぁ…予告編を見て、あまりに格好良かったので即レンタルしました
無賃乗車の帝王vs鬼車掌。こんな男の闘いがあったとは。いくらでも突っ込めるけど黙っときます(笑)

最初のところで汽車にひかれたホーボーが線路の下敷きになってたんですが!時空曲がった?
Akiramovie

Akiramovieの感想・評価

3.8
記憶が 定かでないのですが、地上波で観た様な、何故か映画館で観た様とも思える 大画面の映像の記憶も。

アジアの国の 無賃乗車に比べ、凄いことに。

命を掛けての 無賃乗車の 行き先の目的が思い出せない!(笑)
cinemaQ

cinemaQの感想・評価

4.5
姿を隠し続けてきたタダ乗りが、最後に見せるぜその姿。
そりゃあかっこいいに決まってる。
すずき

すずきの感想・評価

3.8
時は大恐慌時代。
列車の屋根などに隠れて無賃乗車し、アメリカ各地ほうぼうを渡り歩く、ホーボーと呼ばれた浮浪者たち。
ホーボー界では名の知れた「北国の帝王」ことエースNo.1は、ホーボーの無賃乗車を発見次第、ハンマーで叩き殺す車掌・シャックに挑戦状を叩きつける。
彼は宣言通り、シャックの列車に乗り込み、目的地ポートランドまで行けるのか、それとも叩き殺されるか?
今漢達の戦いが始まった…!

絶対無賃乗車するマンと、絶対無賃乗車殺すマンの殺し合い!
それをコメディとして描くまだしも、シリアスに「漢の勝負」として描くこの作品、今ならまず企画が通らないだろうなぁ。

キチガイ車掌、シャックを演じるのは、アーネスト・ボーグナイン。
下町の居酒屋とかにいそうなおっさんなんだけど、目を四白眼に見開き、実にいい表情をする。
ハンマーやチェーンで無賃乗車をブッ殺す容赦の無いオヤジだけど、同僚にも容赦ないパワハラを仕掛ける!

対するエースNo.1も、一般常識から考えれば相当なクズだ。
無賃乗車の為なら、列車は止めるは火を付けるは、大事故になってもおかしくない凶行を繰り返す。最終的には死人出てるし。

若いホーボーのシガレットに説法を説くエースNo.1師匠。
どれだけイキってても、所詮はホームレスの無賃乗車なんだけど、これがどうしてか、なかなか熱い!
他人の目からどう見られようが自分の信じた道を貫く、エースNo.1のそーゆー所が漢として、そこに痺れる憧れるんだろう。

中盤の七面鳥の件は割と訳分からんかったけど、クライマックスのタイマンはアゲアゲの熱い展開!
果たして最後に笑うのは誰か、漢の真剣勝負の結末を見届けよ!
電車タダ乗りマン対絶対許さん車掌マンの闘いっていうすごく興味を惹く内容からとても気になってた作品。もっと狂気に満ちたふたりの男の対決かと思ってたけど意外とのんびりしてたり、第3の男キース・キャラダインが結構な役どころで出番多いし、思惑は外れた。期待してた男臭さという点は、リー・マーヴィンとボーグナインだけで満点です。
2018.11.10.
スカパー ザ・シネマ
megusuke

megusukeの感想・評価

3.9
今じゃ出来ない映画シリーズ

残虐非道!ホーボー絶対殺すぜ車掌vs無銭乗車道を極めるベテランホーボー
これは、お互いの誇りをかけた男と男の戦いであるー。

Aナンバーワンの口から溢れ出てくる言葉は男の金言ばかり!!今で言うホームレスだけど!
非道なシャックも、ライバル(?)である彼が汽車に乗り込むと、嬉々として金槌を投げ、鎖を振り回す!タダ乗りは死をもって償えと言わんばかり!!いや、それ犯罪やろ!

設定と言動のギャップが可笑しくなる場面もあるが、究極に男臭い格好いい作品でした。
ひよっ子ホーボーのキャラも、いい味だし出まくってるし、捻くれ悪漢親父やらせたらNo.1(自社調べ)のアーネスト・ボーグナインの迫真の狂気演技が素敵!!!最後まで楽しんで観れました。
吹き替えファン的には、小林清志vs富田耕生は熱いわで、おススメです。
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