浅野公喜

ボディ・スナッチャー/恐怖の街の浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.5
ジャック・フィニイ「盗まれた街」が原作の何度もリメイクされている元祖乗っ取り系SFサスペンスで監督は職人ドン・シーゲル。

50年代の作品だけに70年代のリメイク「SF/ボディ・スナッチャー」と比べると映像にインパクトも無ければ乗っ取られた後の人間の演技も差別化が出来てないというかあまり違和感を覚えるものではないのですが、さやから複製人間が出てくる様子は今作でもちゃんと描かれており街を出て山へ逃げ更にフリーウェイへと逃げる展開はスリリングなうえに上映時間も80分程度なのであっと言う間に観終わってしまう無駄のない作りです。

バッドエンドかと思いきや色んな想像が出来るこの時代らしい(?)ビターエンドも悪く無く。サム・ペキンパー監督もちょっとだけ出演。
浅野公喜

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