ブラウンソースハンバーグ師匠

地獄の逃避行のブラウンソースハンバーグ師匠のレビュー・感想・評価

地獄の逃避行(1973年製作の映画)
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邦題を「地獄みたいな逃避行」という意味だと受け取っていたので、主人公が手汗まみれでハンドル握りしめながら「逮捕嫌ァァァァァ!!」と叫ぶカーチェイスが見られるのかと思っていたけど、「地獄の中での逃避行」という意味でした(照)

理由なき反抗による逃避行も理由がない。機械みたいに迷いなく引き金を引く。ずさんに痕跡を残していく。いつ捕まってもOKな奴ら。

自然の映像美については、広大な土地を映したりはあるものの、そこまで息を呑むようなものは感じられなかった。次作の「天国の日々」以降からエンジンが掛かりはじめている印象。

主人公をカリスマとしてヨイショしまくる警察を懐の深い存在と捉えるべきか、はたまた腐った組織か。