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終わりで始まりの4日間のTkのネタバレレビュー・内容・結末

終わりで始まりの4日間(2004年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます


No.174(4.0)

2022.10.4(No.67)
再見。久々に観ましたが、この映画、なぜだか好きなんですよね。私の嫌いなクスリの話やシーンが出てくるのに。この作品の世界感が不思議な気持ちにさせてくれるのです。

ザックブラフが監督、脚本、そして主演としている作品なんですが、全体的にすごく落ち着いた感じがあって、使われている曲とかもすごい良くて、自分の好みな作品であったという感じで。
映画って不思議だなぁと思うのが、観てもよくわからないものもある。この作品が言っていることはなんだろう?って考えてもわからない。けどきっとこの作品は、自分らしく一生懸命に生きてみよう、生きていこう。愛する人がいるなら、愛し合おう。そして家族とわかり合おう。友達を大切にしよう。って色々なメッセージが隠れているんではないか?って思っています。そんな気がする作品です。

アンドリュー(ザックブラフ)は子供のときに母親に怪我をさせたということで、施設のような学校に入れられ、親と分かり合えないその怒りと不安と悲しみといろんな感情が混ざっている中で俳優という仕事をしていて。
彼の現実なのか夢の中なのかよくわからない視点での映像がよくて、早回しの演出がその空気感を出していて良かった。そしてサマンサ(ナタリーポートマン)と出会い、恋に落ちていく。出会って知り合う時間が例え短くとも、惹かれるってそういうことなんだろうなぁって感じさせてくれる作品。アンドリューとサマンサを見ているとなんか可愛くて癒される。そして友達たちはクスリ漬けの野郎達なんだが、けど特にマークはアンドリューのことを考えていて、いい奴だな…って感じさせるやつ。けど、ティムのことは殺したいほど嫌いでなんだよ…っても思う。人の感情とは不思議だなぁって感じさせる。
この作品は、ちょっとしか出演していないのですが、このティム役のジムパーソンズ観たさにDVDを買ったら、思っていたよりも自分好みの作品で買って良かったって思った作品です。
映画は自分の好きな作風に出会えた時本当に嬉しく思います。またこんな作品と出会いたい。また観ます。

再見next:項羽と劉邦 鴻門の会
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