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山の焚火のAのレビュー・感想・評価

山の焚火(1985年製作の映画)
4.9
ユートピアでありディストピア

坊やが山小屋で一人暮らしを始めてから一気に映画の質が変わった
前半はわりと人物をクローズアップして撮っていた印象だけど、中盤は1人になった坊やと大自然を対比させて撮るカットが増えた印象
カメラワークの広がりこそ出たがむしろそれが閉鎖的にも感じさせる矛盾が気持ちいい

ゴツゴツとした岩山にかかる霧、広がる雪景色、静けさと美しさで何かの神話のような雰囲気で彼等もまた動物だった
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