ぎー

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のぎーのレビュー・感想・評価

3.5
人に対する愛を描いた作品。その境遇と環境からベンジャミンは全てを受け入れて生きていく。そんな彼を周囲の人も受け入れて生活している。綺麗な映像と綺麗な音楽が相まって、とてもとても綺麗な作品。途中からあまりにも世界が自然すぎて、年齢が逆転している違和感は全く感じなくなる。宗教や肌の色が違っても、年齢が逆転していても良い。ましてや趣味や考え方が色々なのは当たり前。そう改めて思わせられる作品。ブラッドピッドはとにかくイケメン。ちょっと長過ぎる! 笑

こっからストーリー。
①おじいさんが駅に逆回りの時計をかける。この時計が数奇な人生を引き起こしたのか?よく分からない。
②ベンジャミンが生まれる。その姿を見て父は彼を捨て、クイニーが拾う。善い人に拾ってもらえて良かった。
③クイニーの経営する老人ホームで育っていく。そこでデイジーに出会う。デイジーは少女にもかかわらず、ベンジャミンを受け入れる。
④乗組員として働き始める。父とも再会する。息子になんて事を手ほどきする父親なんだ 笑
⑤船長と長い航海へ旅立ち、デイジーとも別れる。
⑥航海先のロシアでエリザベスと恋に落ちる。見た目が老人だから違和感あるけど、年齢を考えれば当たり前のことをしてる。
⑦戦争で船が沈み、帰国する。あの潜水艦との戦いは無謀すぎでしょ。
⑧デイジーと再会するが、ダンサーとしてイケイケのデイジーと価値観が合わない。一見デイジーがイケてないように見えるけど、ベンジャミンは達観しすぎ。
⑨父親と再会、その死を看取る。自分を酷く扱った父親すら、受け入れる。
⑩ダンサーとして成功したデイジーの公演を観に行くけど、やはりノリが合わない。
①交通事故にあったデイジーを見舞いに行く。デイジーは自分が思う通りにならない境遇になって、色んなことを受け入れられるようになっていく。
②デイジーとの生活が始まる。クイニーが死に、娘が生まれる。
③家を出て、世界を旅する生活を始める。ここでの娘への手紙は涙を誘う。正直なベンジャミンの心境が吐露されている。
④1度だけ家に戻り、家族の様子を見る。作中で唯一ベンジャミンが人間らしい行動をした箇所。
⑤既に認知症が進んだ少年の状態で保護され、デイジーに看取られる。
⑥娘の話を聞き終え、デイジーも息をひきとる。
ぎー

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