ちろる

雲のむこう、約束の場所のちろるのレビュー・感想・評価

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)
3.7
ほしのこえや秒速〜に比べるとかなりSF色が強くなってきていて、時代背景や設定が飲み込めないとどんどんおいてかれてしまうかも。

一回目は疲れていたので入ってこなくて止めました。
ゆっくり観れるときに鑑賞することをお勧めします。

描かれるのは日本が南北で遮断されたというパラレルワールドの世界。

監督も若い男性なのでこういうSF、パラレル系好きで描きたかったんだなーと思います。

描かれる登場人物の初々しさと彼らの置かれている残酷な世界の現状がどうもミスマッチな気がして、感情移入しにくいのが入り込みにくい要因だと思います。

新海誠作品の登場人物に似合うのは廃墟のような場所より放課後の教室やさわやかな風そよぐ丘の上な気がするから・・


でもやっぱり映像や光の美しさは秀逸、どこを切り取っても素晴らしいです。

おしい、おしい作品です。
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