イチロヲ

女体拷問人アマゾネス/女体調教人アマゾネスのイチロヲのレビュー・感想・評価

3.0
レジスタンスの援助を受けたことにより、反乱分子と間違えられた女性が、ハレンチ極まりない尋問施設に収監されてしまう。いわゆる「エッチなプリズンもの」に分類される、エログロ・ナンセンス映画。

舞台となるのは、反体制運動家の女性(=慰み者)を政府に献上している施設。「間違えられた女」の粉骨砕身を主軸にしながら、女所長による拷問行為をグラン・ギニョール調の見世物にしている。

拷問シーンでは、電流責め、牛角責め、ネズミ責め、三角木馬が登場。しかしながら、同監督の他作品で見られるような、下腹部への直接描写とリアリティ描写は出てこない。あくまでも、拷問を受けているふうの芝居に終始一貫している。

いつも通りの平凡な密室劇かと思いきや、クライマックスに入ると、三人組の逃走劇へと発展する。全裸のままでジャングルを縦横無尽に走り回る、役者陣のプロ根性に感動させられる。
イチロヲ

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