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血を吸うカメラのワンのレビュー・感想・評価

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)
3.0
映画撮影所のカメラマンを努めるマーク(カール=ハインツ・ベーム)には娼婦やモデルを殺し、死ぬ寸前の恐怖の表情を撮影するという裏の顔があった。彼は幼い頃、心理学者だった父親から実験材料されるという忌まわしい過去があった。異常な行動を繰り返すマークはある日、屋敷の1階に下宿するヘレン(アンナ・マッセイ)から声をかけられ親しくなる。奥手だが好青年として彼女と交際を深める裏で、より迫真のスナッフ・フィルムを撮りたいという創作欲求は抑え難く嵩じていく。


マークから異常なフィルムを見せられて恐怖を感じるならまだしもヘレンがマークに対し好意を持つ理由がいまいち分からない。マークの父親の知り合いとおぼしき精神病学者はくしゃみをしていただけでたいした活躍を見せなかった。
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