ホラー映画好きの桐子

悪魔の椅子のホラー映画好きの桐子のネタバレレビュー・内容・結末

悪魔の椅子(2006年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

印象薄くて数年前に一度見ているのにHuluでうっかりまたみちゃったじゃん!健忘症か!第一弾。
さすがに始まった途端に記憶が蘇ったけれど、オチを忘れたので全部見た。このオチを忘れるとはよっぽど印象薄かったんだな。数年後にはまた忘れていそう。

廃病院に残されたいかにもヤバそうな椅子が恐ろしいのかと思いきや、恐ろしいのはやっぱ人間だよね!という映画。
悪魔の椅子はあんまり関係ない。椅子は悪く無い。
あと、主人公が中村獅童にしか見えない。

冒頭のナレーション(主人公)が最もイライラするポイント。
この導入をクリアできれば後のナレーションもほどほどのイライラで見ていられるんじゃないだろうかと思う。
出だしで「あ、これはなんかイヤな予感…」と引き返したい気持ちになった人は、そのまま引き返すのが正解かも。

冒頭の嫌な予感を引きずりつつも、映像は非常にきれいで、色味も良い感じ。
後半、主人公が斧を振り回し、滅多打ちにするという血みどろゴアゴアもあり。(まさにその瞬間は映らないけど十分に痛いしうわあああ…やめてやめて!いたいからそれ!って気持ちにはなれる)
登場するクリーチャーはチープな感じもあれど、ぶんぶんハエ的なものが飛び回っていて個人的には好き。ベルゼブブがモチーフなのだろうかという印象。
向こう側の世界はサイレントヒルのあっち側の様な雰囲気。好き。

しかしアレ…いわゆる中二病的妄想というやつは、万国共通なのだろうか…。映画のストーリーよりも、そのことに深い闇を感じてしまう…。しょっぱい…。つらい。