ホラー映画好きの桐子

キル・オア・ダイ 究極のデス・ゲームのホラー映画好きの桐子のレビュー・感想・評価

2.0
微妙…!!
微妙すぎてなんとも感想が書きにくいくらい微妙!

全く予備知識無しにデス・ゲーム系の映画を探して彷徨っていたら、Netflixでぶち当たった一本。
見始めてみたら映像はキレイだし、CGすごく良く出来てるし、マフィアってタイトル出て来るしで、「おお?これは人狼系??期待していい??」なんて思ってたらびっくりですよ。

物語は"人狼ゲーム"の元となった"マフィア"が軸になっている近未来系デストピアSF。
それぞれワケアリ挑戦者と、勝者になれば自由を得られる囚人が命がけのマフィアゲームに挑む……みたいなアレ。
勝者には当然高額の賞金、囚人の二人は賞金を与えられないが、代わりに自由が得られる。
負ければ死。
処刑方法がそれぞれの「一番怖いと思っていること」を疑似体験させながら、というのが少し面白いけれど、都合よくゲームマスターが操作しすぎるのが激萎え。

そして肝のマフィアゲーム。
これがびっくりするくらい盛り上がらない、え??マフィアってこんなにつまらないゲームなの???
と、呆然。
役職が市民とマフィアしかないって、その時点で雰囲気であいつ怪しいとか言うしかないじゃん、ずーっと人狼の初日ループするくらいのものじゃん、推理も議論もあったもんじゃないじゃん。
おいおいちょっとまって。
いいの?それで。
いいの?それに命かけて。

そりゃあ視聴率下がると思うよ。殺し方もだけど、ゲーム自体面白くしなかったらそりゃ視聴率下がるって、考え直せよゲームマスター。
アンタそれに人生かけてるんなら考え直せ、ゲーム進行そのものを。

エンディングにかけてまさかの微妙な超展開を見せて、この物語は謎にキレイに終わります。
正に「俺たちの戦いはこれからだ!」
え?なんでそうなるの??

ゲームそのものには究極感も緊張感も欠片もありませんが、主人公格のお姉さんが美人なのでまあ……いいかな……。
映像もキレイなので、吹き替えで片手間に見るくらいでちょうどいい映画。
血もグロもほぼ無いに等しいので、そういうのが苦手な人にも優しくできています。

私は血が欲しかったけどね!!!血と臓物不足!!!