シンプルなプロットにして、シーンごとにギャグを入れていく。
このストーリーの根幹は「主人公が誤って送ったビデオを取り戻す(果たしてビデオを取り戻せるかどうか)」で、それを観客はそれがどつ帰結するのか楽しみに観るのだが、その問題自体はいわゆるマクガフィンで、物語の芯の部分(本当の目的)は、主人公に古い慣習(幼なじみの恋人)から脱却させることにある。それをロードムービーの形を使って見事に回収させている。そして、その物語の「芯の部分の目的」が達成されているために、最初にあった「ビデオが取り戻せるかどうか」という問題の処理はある程度雑でも、気にならない、というか観客はその問題が気になってそれまで観ていたことを忘れてしまうという。
このホン、意外とお手本になるかも。
さすが、一見バカな話に見えてちゃんと仕組んでいる。
あ、ちなみにバスの中でベス(超美人)の足指を舐めていたのはトッド・フィリップス監督自身である。
そしてトム・グリーンは相変わらず異常。