2009/3/29鑑賞(鑑賞メーターより転載)
昔からテレビで何度もやっており観た回数総計は不明。とにかくこの映画はわかりやすくテンポが良く、観る者をまったく飽きさせないのが凄い。テーマや基本構成は真面目で扱い方を間違うと地味になるが、随所に笑いも込められていて起伏もあるし、登場人物たちの大仰な演技も雰囲気に非常に合っている。あと、やっぱりこの緊張感をあおり続ける耳に残る音楽が素晴らしい。数ある伊丹映画の秀作のうちでも最高峰。なお、本筋とはずれるが、この映画を観た後ジャック・ニコルソンを見る度「ハリウッドの大地康雄」と思ってしまう(笑)。