マフィアの組織の力が中西部の平和な田舎町ケニントンまで侵食していくのを地方の新聞社編集長が命を賭けて防ごうとするフィルム・ノワール。冒頭から身の危険を感じて首都ワシントンへと向かう警察署へと駆け込み、証拠を隠滅されないようテープレコーダーに証言記録を残し、以下回想形式でストーリーは進む。
地元の私立探偵がある秘密を知ったがため殺害され、それを取材していくうちに地域の警察、実業家らは次々と新聞社に圧力をかけていくようになる。NY、ロサンゼルス、シカゴら大都市以外にマフィアの力が及んでいくのをワシントンにある対組織犯罪の上院特別委員会（キーフォーヴァー委員会）で証言するまでを追ったスリルあるドラマ劇。エステス・キーフォーバー上院議員がOPに特別出演しており、犯罪撲滅啓蒙映画とされていたそうです。日本では劇場未公開。
