ハナカズキ

ミュンヘンのハナカズキのレビュー・感想・評価

ミュンヘン(2005年製作の映画)
3.7
もうすぐNetflixで終了することもあり、やはり今イスラエル、パレスチナの対立を描いた作品を見ておきたいという気持ちもあってこちらの作品を選びました。

ミュンヘン・オリンピックでイスラエル選手団がパレスチナのゲリラ集団に襲撃され、イスラエルが報復を企てます。

日本人の感覚からすると、イスラエルが報復という手段を取ることに驚きます。気持ちはわからないでもないですが、世界が注目している事件でしょうし、たとえ表向きはイスラエルの組織がやったと認めないとしても、報復つまり殺人を犯すのは人道的観点から許されないことです。

が、恐らくイスラエルとパレスチナの対立は、日本人の私なんかには想像も及ばないほど、重くて悲しく、また憎しみ合う感情があるのでしょう。

この映画を見ても、今起こっているイスラエル、パレスチナの情勢を見ても、なんとか話し合いで解決の方向に向かわないものかと考えるのは、平和ボケしている日本人的な発想なのかもしれません。

映画では報復を実行した主人公の苦悩する様子が描かれていました。解決への正解は誰もわからないということでしょうか。


以前外国に住んでいた時にイスラエル人の友達、知り合いが何人かいました。みな何ヵ国語も操り、頭が良く親切で、イスラエルに対してはとても良い印象があります。だからと言って、一方的にイスラエルだけを支持しているわけではありませんが。早期に停戦され平和が訪れることを心から祈っています。


ところで、話はぐっとそれますが。

ラストシーンで主人公達のバックにマンハッタンが映っていますが、私が住んでいたアパートが映っています!撮影時期を考えるとちょうど住んでいた頃だと思うので、そのアパートの中に私がいるかもです(笑)
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