バンバンビガロ

引き裂かれたカーテンのバンバンビガロのレビュー・感想・評価

引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)
2.8
冷戦を舞台にしたスパイもの。敵地への侵入と脱出というサスペンスの王道的な話なのだが出来はあまりよくないと感じる。
個々のシーンのテンションにあまり振れ幅がなく、同じくらいのスリルの展開が断続的に発生するという感じで盛り上がりに欠ける。
特徴的なのは個性の強いサブキャラクター達で、リント教授、ヤコビ、クチンスカ伯爵夫人、バレリーナなど妙に味のあるキャラクターが引きも切らずに現れては場をにぎやかしていく。逆に主人公二人は無色透明な無個性ぶりで後半はほとんどストーリーに運ばれていくだけの荷物と化している。
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