引き裂かれたカーテンの作品情報・感想・評価

「引き裂かれたカーテン」に投稿された感想・評価

MiYA

MiYAの感想・評価

2.5
「午後のロードショー」にて。ヒチコック晩年の作品。ポール・ニューマンとジュリー・アンドリュースという組み合わせに意外性あり。

共産圏の科学者の頭の中にある方程式を盗むというプロットはユニークだし、その手段もなかなか面白い(カーテンってそういう意味ね)。でもそこを除いちゃう結構かったるいスリラーですね。

邪魔するだけで全く役に立っていないヒロインのジュリー・アンドリュースには少しイラッとしますが、「サウンド・オブ・ミュージックも劇場から逃走する話だった」という指摘は鋭い。狙ったか?
mizuki

mizukiの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック監督にしては少々緩いストーリーだと思いました。詰めが甘いというか笑笑 多分最後の一連の追いかけっこが最初にあってそこからつくった映画なんだろうなとは思いました。でも軽めの追いかけっこストーリーだと思えばふつうに楽しめました。

まず、ふつう序盤の東ドイツに疑われてるという流れの中で監視役が訝しんで近づいてきたら大抵は上手く誤魔化せるかどうかという緊迫の流れになりそうですがこの映画で面白いのがすぐ嘘がばれてしょうがないから監視役の人を殺してしまうという流れになることだと思いました。これは少し予想外というかヒッチコック監督の裏切りなのかな、と笑笑 そしてそれがタイムリミットの役割を果たすようになり、緊迫感を担う要素へと転化していくのは面白かったです。

またバスのシーンは最高でした。ずっと写すのではなく交互に写す中でその距離感が縮まっているのはやはり怖いです笑笑 人間どうしても見えているところより見えてないところに怖さを感じますからいつのまにか縮まっているというのはドキドキしますね!笑笑 しかも、主人公たちついてなさすぎっていうくらい次から次へと障害がでてくるのはヒッチコック監督らしいらいやらしさでしたね笑笑

バレエ団の女の人はほんとに序盤から入れられた伏線でしたね笑 いや〜ほんと小ネタが多くて楽しむところを多く作ってくれるなと笑笑

しかし一方で、東ドイツに入国してすぐ疑われてるなかで仲間の諜報員と接触して身元が監視役にバレるポールニューマンには、そりゃ入国後すぐ会ったらそうなるだろと思ってしまいました。せめて一週間くらい待てばどこかでチャンスあったかもしれないなのにと。

また劇場から逃げる終盤のシーンは、東ドイツで周りがドイツ人なのにもかかわらずなぜfireという英語であそこまでの混乱状態がつくりだせるのかと少し無理を感じました。

しかし、全体的に筋はわかりやすく演出も楽しいので面白い映画だと思いました。
meg

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3.0
吹替で。『北北西に進路を取れ』のハラハラドキドキの天丼演出にノックアウトされた身としては、これじゃ満足出来ません(笑)。観客がマイルの行動に納得出来るようなエピソードが欲しかった!動機が弱いように感じる。今回のブロンド美女はジュリー・アンドリュース……。う~ん。『メリーポピンズ』と『サウンド・オブ・ミュージック』のイメージが強いからか、彼女とサスペンスの組み合わせはいただけないなぁ~。つまらなくはないが、個人的に引っかかる所が多かった。
冒頭からかなりイチャイチャしていところを見せつけて来るカップル(ポール・ニューマンとジュリー・アンドリュース)。
二人は学術会議に出席するためにコペンハーゲンに向かっていましたが男の方が突然東側に亡命か?とおぼしき不可解な行動をとりはじめ謎解きサスペンスが始まりますが、そこからが終いまでイマイチ盛り上がりにかけます。

ポールもジュリーもヒッチコック作品に初登場ですがどうも持ち味を発揮できていないところにもどかしさを感じます。

自慢の拳を見せる場を与えられなかったポールはかろうじてレスリング風の闘いでフィジカルを披露しましたが、ジュリーの方はなんか普通のオバさんで終ってしまった感じです。

ヒッチコック作品では『知りすぎていた男』(1956)で主演のドリス・デイにちゃんと自慢の喉を披露する機会を与えているのに……何故歌を唄わせない?
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

2.8
美術館とバスのシーンが良かった。
それくらいしか面白くない。
冗長すぎて観ていて飽きてくる。
ニューマンが学者ってなんか新鮮だね。
Qちゃん

Qちゃんの感想・評価

3.4
タイトルから勝手に殺人事件もののサスペンスか何かだと想像していたら、「鉄のカーテン」のことですか!!初めて本格的スパイ映画を観た。冷戦時に普通に有り得そうなストーリーに、本気で緊張しっぱなしだった。特に、焦らすようにやたら同じような場面を繰り返したり、引き伸ばしたりしていたため、本気で心臓に悪かった…。東ベルリンからアメリカに亡命したがっているオバサンにとてつもなくリアリティを感じ、哀しくなってしまった。

ヒッチコックの映画にポール・ニューマンとジュリー・アンドリュースが出ているのを初めて知って仰天!これまで彼の古い映画ばかり観ていたので、なんだか時代の新しさを感じた。あと、アンドリュースがあんまり彼好みの女優とは思えなかったもので…。私は大好きだが。
Mayashico

Mayashicoの感想・評価

3.0
グロメク殺害シーン後に彼の兄が登場して、グロメクにソーセージを届けるよう主人公に頼むシーンが存在していたらしいがカットされた。
堊

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3.9
本当にムダに長いし、自家薬籠中ってより自己模倣の塊でしかないのだが殺人シーンの異様なカットだけで百点満点上げたくなる。冒頭からラストに至るまで「覆うもの」の反復で溢れている。

このレビューはネタバレを含みます

冒頭ノルウェーから始まるヒッチコック映画も珍しい。 
この作品、米ソ冷戦時代のスパイを描いた映画だが、冷戦が崩れた現在観ても、結構楽しめる。(でも、ヒッチコック作品としては、イマイチ感あるが…) 

アームストロング教授(ポール・ニューマン)とサラ(ジュリー・アンドリュース)が恋人同士であることが、最初に描かれる。 

★ヒッチコック登場シーン → ホテルのロビーで子供を抱っこして座っている。 

本屋でアームストロングが買った本を開けてみると、本に暗号のような書き込みがあり、「πと接触せよ」との指令。 
そして、アームストロングは、ストックホルムから東ベルリンへ飛ぶが、恋人サラに察知されて同じ飛行機で付いて来てしまう。 
サラは「東ベルリン?鉄のカーテンの?」との疑問を抱えている。 

そして、東ベルリンに到着すると、グロメクという男に尾行されるアームストロングであるが、博物館で尾行を振り払って「πなる男」に会うが、何故かグロメクがそこに現れる。 
このグロメクが「何故、πの場所が分かったのか?」は疑問のまま。モヤモヤ感あり。 

リント教授から数式を引き出して憶えたアームストロングは、スパイすることに成功したが、追手に追われるハメになる。 
リント教授の元から、自転車乗って逃げて、偽物の乗合いバスで逃げるが検問があったり追剥にあったりしながら逃げる。真後ろには本物の乗合いバスが迫る。バスから逃げて、郵便局のアルバートなる男のところへ行き、劇場に向って観劇のタイミングで逃げる手はずとなっていたが、四方を追手に囲まれる。アームストロングの「Fire!」(火事だ!)の発声で混乱する劇場から逃げて、船に乗り…… 
このあたりはヒッチコックらしい作風であり、ドキドキ楽しめる展開である。 


ヒッチコック映画の場合は、どうしても全盛期の傑作群と比べてしまうので、この作品はやや見劣りはするものの、まずまずの作品だとは思っている。
TaeTae

TaeTaeの感想・評価

3.4
アメリカに行きたいポーランド人が保証人になってと懇願したのに、彼女を残して逃げるに必死だった二人。
衣装カゴのトリックがちょっと陳腐だった。
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