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シャドー・メーカーズのTaulのレビュー・感想・評価

シャドー・メーカーズ(1989年製作の映画)
3.0
『シャドー・メーカーズ』DVDで初鑑賞。マンハッタン計画を描く1989年のハリウッド映画。グローヴスとオッペンハイマー中心にロスアロモス(なかなかの再現)での群像劇を展開。時間軸を変えデーモン・コアの悲劇を入れ核開発の恐怖も描く。ユルめの軍事開発映画の粋は出ないが、ローランド・ジョフィ監督らしい対峙や葛藤はあった。

『シャドー・メーカーズ』『オッペンハイマー』を理解するためにも見て良かった。ロスアラモスのセットは豪華で開発描写ではより詳しい部分もある。オッピーは行動的で力強い感じだが、女性にはやはりだらしない。最後の広島、長崎での死者数のテロップはアリバイみたいで、『オッペンハイマー』の投下会議以上に辛い。劇場での日本未公開もまあ理解できる。
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