HidekiIshimoto

宇宙人東京に現わるのHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)
3.5
平日休みの昼飯ついでに観たくなる系タイトル。絶対『巨神兵東京に現る』の元ネタタイトル。さりげに脚本は黒澤明傑作群の人。岡本太郎まで参加。けど2分でやめる逃げ腰でぽちったらアラ?意外に観れる。脇役しかいないみたいな地味配役なのに、裏方仕事がすごくキチッとしててツルッと観れる。アンティーク屋で見かける昭和絵葉書みたいな美渋色味。邦画初のカラーSF映画だと。監督もサイレント期からの人らしい。これの前作が『新平家物語』っての、でこんなのやって、次作が溝口の傑作『残菊物語』リメイク、の計3本を同じ56年に撮ってはる。ようわからん人だ。で宇宙人ぞろり登場でひっくり返った。宇宙人みてこんなにぶっ飛んだのエイリアン以来かも。で壮大にアルマゲドン化していき、こじんまりディザスターからのほのぼのラストへ。地方のショボい狭いラーメン屋で意外にうまいのにぐるぐるナルトしかのってない醤油ラーメン食った気分。