コブラ

銃撃のコブラのネタバレレビュー・内容・結末

銃撃(1967年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

年末に菊川のStrangerで「断絶」を観たんだけど、モンテ•ヘルマン作ほとんど見たことなかったのでDVDポチ。

極小サイズのフューリーロード。

そこに砂漠があり、そして渇きがあればいつだって極上のサスペンスが産まれるね。撮影はしんどいやろうが。

怪しくも美しいミリー•パーキンスに翻弄されながら謎の追走を強いられる男たち。
水も残弾もHPもメンタルもそのゲージが徐々に減っていく。疑心暗鬼の極限で起こるサークルクラッシュ。そんなもんをアレコレ乗り越えて明かされる(ってか最初からバレバレだが)追走の真実。

めちゃくちゃ淡白な作りではあるけど、確実に鑑賞者の体力を削り取ってくるこの伝達力は役者陣によるところが大きいと思う。

ウォーレン•オーツの誠実さ有ればこそファムファタルに人生が壊される不憫感が際立つし、ジャック•ニコルソンはもうこれジョーカーやんけ。稀有な(顔の)俳優だよなぁ。


面白かったけど喉乾くからビール必須の一本だった。
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