Pnori

ザ・バニシング-消失-のPnoriのレビュー・感想・評価

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)
3.0
観終わった後に思い返すと薄ら寒くなる映画。

ちょっと抜けてる犯人の滑稽な誘拐劇かと思えば、完璧な社会生活の裏でチラチラと垣間見える残忍な計画性にゾッとする。

ターゲットが単独の女性から夫婦(しかもラブラブの)に変わった時点で最後まで考えていたのかと色々想像すればするほど怖さ倍増。

ただ、サスペンスにありがちな展開をダラダラ見せられて退屈に感じるかもしれない。
静かに進んでいくサイコパスあるあるストーリーに痺れを切らし、ハラハラドキドキが観たいんじゃ!と途中をすっ飛ばしたくはなる(笑)

でもラストが気になり過ぎるので途中で放り投げる人はいないはず。
観ている方は、夫のように究極の選択をしなくて良いんだから。

まぁ、早送りしたら結末はわかってもこの事件の本当の怖さが全くわからないので、おすすめはしませんが(笑)
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