鑑賞後の感想として斬新なサスペンスだとは思うし、この手の作品はキューブリックが絶賛したのも分からない気もする。
行方不明になった女の事実に妄執する男の心理状態は犯人との違いに差はなく、お互いが共鳴し合う関係だったかもしれない。
サイコパス(精神病質)的なグレーな人格描写は間抜けなところを取り入れて、どこにでもいるような父親を上手に演じていたと思う。進行の大まかな流れや構成も変則的で興味深かったが、真相が大したことではなかったのと車中の自分語りが長く説明的すぎて面白味に欠けてしまった。
少し地味ではあるが、風変わりなサスペンスを見たければお勧めの映画です。
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