地球外生命体

歌声にのった少年の地球外生命体のレビュー・感想・評価

歌声にのった少年(2015年製作の映画)
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『パラダイス・ナウ』『オマールの壁』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたハニ・アブ・アサド監督が、パレスチナ・ガザ地区出身の歌手、ムハンマド・アッサーフの半生を映画化。

2017年・第89回アカデミー国際長編映画賞のパレスチナ代表作品。

本作のモデルになったのは、全米の人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」のエジプト版「アラブ・アイドル」に出場し、2013年の“アラブ・アイドル”に輝いたムハンマド・アッサーフ。勝ち抜くたびにパレスチナ国民の期待を一身に背負う存在となり、アラブで知らない人はいないスーパースターとなった。現在も歌手を続けながら国連パレスチナ難民救済事業機関青年大使を務めるなど平和への活動を続けている。

紛争の絶えないガザ地区に暮らし、「スター歌手になって世界を変える」ことを夢見るムハンマド少年は、姉ヌールと2人の友達とバンドを組み、ガザの町で歌っていた。弟の声が「最高」だと信じる姉のヌールが立てた「カイロのオペラハウスに出る」というとてつもない目標を目指し、ムハンマドたちは資金集めと練習を兼ねて結婚パーティなどのステージで演奏を披露。ムハンマドの美声は聞く者たちを魅了したが、姉の立てた目標は達成することなく、思わぬ形で終わりを迎えてしまう。

★2015年アジア太平洋映画賞
ユネスコ賞
★2015年アンタルヤ・ゴールデン・オレンジ映画祭
監督賞
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