ぜろみおん

ギリシャ・ゾンビのぜろみおんのレビュー・感想・評価

ギリシャ・ゾンビ(2005年製作の映画)
3.0
ギリシャ発 そして、ギリシャ初のゾンビ映画。
DVDのジャケットからはチープ感漂う映像のよくあるゾンビ映画かな と思っていたのだが、割としっかり作り込んである好印象のゾンビ映画だった。
濃紺とオレンジ色のコントラストを描く夜明けの空と鉄塔、どこか寂しげな街が映し出されるオープニングはゾンビが溢れかえり人がいなくなった後の世界を暗示させるようで、最初からワクワクさせてくれる。
全体の流れで、やや退屈に感じる部分もあるのだが、
それを補う音楽(やたらかっこよい) 思わず笑っちゃう対ゾンビシーンのアクション、首や胴がスパスパ切断され、頭がパカパカ弾け飛ぶ爽快感もあるので観ていて楽しかった。ツッコミを入れて楽しむこともできる。
ラストもゾンビ映画のお約束な絶望感漂う幕引きで良かったんじゃないかな。
初のゾンビ映画だ!いいもの撮ろう!って意気込みは伝わってきた。
個人的には妙にフェチプレイに走った前戯シーンからの流れが爆笑でき、満足。
主役の女の子もかわいい。
DVDにはメイキングと、とてもくだらない短編映像が4つも収録されていた。