タカシサトウ

ディレクターズカット ウッドストック/愛と平和と音楽の祭典のタカシサトウのレビュー・感想・評価

4.0
[アメリカの革命]

 とにかく凄かった、もちろん、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックス、ジョー・コッカー、ザ・フー、サンタナ、ジョーン・バエズ等々に、ロックをあまり知らない私でも圧倒された。

 しかも、40万人以上も集まったということにも驚く。この1969年という時代が、「俺たちに明日はない」や「イージーライダー」「卒業」等ニューシネマの映画に象徴されるように、アメリカの文化の革命の波によって、価値観が変わるという転換期にあったからこそだろう。それゆえこれ程の人が押し寄せたのだろう。

 この人々の膨大さ、興奮、ゴミ、雨でドロドロになる人々、全裸、なのに暴動のなさ、しかしその凄まじさに驚愕した。(2019.5.20)