せびたん

ザ・マッドネス 狂乱の森のせびたんのレビュー・感想・評価

ザ・マッドネス 狂乱の森(2010年製作の映画)
3.4
タイトルがヘブライ文字でどーんと出てくるのが新鮮だったり。
会話もヘブライ語なんだろうけど私の仕事上のお客さんであるイラン人が喋ってるペルシャ語に似てるなあって思ったり。
出てくる人たちの服装にあまり違和感がなくて逆にびっくりしたり。
作品とは関係のないところでも楽しめました。

英語のタイトルはユダヤ教のラビの複数形ではなく、狂犬病のことみたいでした。この映画のタイトルにぴったりかもって思いました。

ハリウッド産B級C級映画みたいなノリを基調に進んでいくのですが、物語はわりと格調高い?文学的な?作りになってましたので、良くも悪くも昔の映画を観てるような感じがしました。

しかしB級C級らしい意外性のある展開で私は好きでした。

ハリウッド産のB級C級映画もこれと同じことをやってるんだけど、あちらはつっこまれ、あるいは理解されずにけなされることが多いのに、こちらは好意的に受けとめられているのが不思議でした。観てる層が違うのかな?

最後のほうで二段階でタネ明かし的なシーンがありまして私はわりと楽しめました。サブタイトルにある通り森がポイントみたいです。実はサブタイトルがネタバレなんですが、まあサブタイトルつけた人もけっこうちゃんと作品観たんだなということは分かるのでいいかもしれないです(-∀-)笑

イスラエルって、最後のセリフみたいなことを映画で言っても大丈夫な国なんですね。
せびたん

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