浅野公喜

サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出の浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.5
ウォルター・ヒル監督によるルイジアナの州兵が何者かに次々と襲われる70年代の傑作「脱出」風のサスペンススリラー。

冒頭の数分で登場人物の特徴や性格が理解できる作り、そしてそこからすぐ襲撃される展開の早さは流石といった所。州兵達はどいつもこいつもIQ低めの血の気が多い連中で地元民を挑発するわ暴行するわ小屋を爆破するわとやりたい放題で一部除けば感情移入出来ず、連中がどう犠牲になるかを楽しむ&そこから爽快感を見出すのが妥当でしょうか。なんとも腑に落ちない曖昧なエンディングを見ると、いっそのことより凄惨なものでも悪くなかったのでは?と思いましたが、終盤の村人達のパーティーの裏で進行する脱出劇もそれなりにスリリングでまあまあ楽しめます。
浅野公喜

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