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ボーン・コレクターのAZのレビュー・感想・評価

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)
3.6
久々に鑑賞。昔テレビで放送しまくっていたなぁ。安楽椅子探偵という言葉を初めて知った。この頃ってこういう雰囲気の作品が多かった印象。
ある事件を捜査し解決していく中で、リンカーンとアメリアが抱える心の問題も救済されていく。

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不穏な事件、続く殺人。不気味な雰囲気の漂う映像。全体的に好みな作風。少し変わったバディ物。似た感じのものだと『羊たちの沈黙』。空気感は『セブン』。

計画的で挑戦的な犯行は興味をそそるが、ラストの展開が弱く感じてしまった。復讐は言いがかりに感じ、またこの人が犯人だったのかという意外性を出すには、あまりにも犯人が登場してなさすぎる。

そもそも数ヶ月も犯人を野放しにしてしまっている警察無能すぎないかな。ラストはあっけなく終幕でハッピーエンド。

捜査の過程で出来上がっていった絆、そして解決する事件により生きる意味を新たに見出す。

そして、今まで抱えていた心の傷が癒えていく。

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当時は幼かった自分にとって、すごく怖く面白い作品だった印象。終盤までの展開は好きではあるのだが、ラストのあっけなさが残念。
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