フォロイーさんのレビューが気になり鑑賞。
スウェーデンの映画だそうです。
偏屈臭漂うおじいちゃんが何度も試みようとする自殺(ことごとく失敗)の度に脳内を巡る、父や亡き妻との想い出。
かつて彼にもあった若くて柔軟な時代…からの現在への変遷が描写され、なるほどなぁと思わせる。
頑ななおじいちゃんの心の扉をこじ開けてくれたのが、越してきた隣人妻。一見強引なようでいて気遣いな人でした。正面からぶつかってくれる彼女に応えた結果、おじいちゃんにそれまでと違う日常が訪れる。
変化を自覚して、しまっていた胸の内も彼女に告白。
話せる人がいる、聞いてくれる人がいるっていいなと思う。
人によっていろんな立ち位置があって、それぞれが思うことだけをして生きてはいけない中、視点を変えたり、思いやりを持ったりすることで変わっていく関係がある。
命の時間には限りがあるけれど、誰かに気持ちは繋がっていく。人間臭くてあったかい作品でした。ニャンコもグッジョブ！😻😻
本音を妻の墓に洩らしたり、車にかける思いが強かったり…男の人のプライドって厄介だけど、そこが愛すべきところなのかもですね。若い時にはわかりませんでした。
妻と“再会”を果たしたおじいちゃんを、妻はいたずらっ子のような、それでいて優しい眼差しで包んでいたのがよかった。こちらも思わず笑顔に😊😊
