甦るB級ホラー伝説シリーズ～
残忍！アイスピックが美女の腹を突く！怨念のスプラッタ－・ホラー。

８年前に死んだはずの猟奇連続殺人犯が甦ったのか？美女が次々と恐るべき手口で殺され、ついにその魔の手は事件を捜査する警部の娘にまで及び…。

観始めて、主人公でヒロインのキャロルちゃんはいつ出てくるんだ？と思いながら観てると15分ぐらいでやっと登場です。ん、たいして可愛くない！これでヒロインか？ キャロル役のララ・ウェンデルは凄く怖かったホラー作品で『ゴ－ストハウス』でもヒロイン役だった女優さんですね。
髪形によっては綺麗に見えるかも的な女優さんです。今作品は髪形が良くないバ－ジョンでしょうか。

今作品はランベルト監督作品としてはおとなしい感じです。他の監督作品の
『ザ・ト－チャ－拷問人』『首だけの情事』に比べれば、かなりソフトで完全にミステリ－だけのホラーですね。
最後のオチも、そんなんありか？みたいな感じで…でもまあ雰囲気は大好きですよ～♪

妻の浮気現場を見た夫が命懸けの激しい夫婦喧嘩をした後、何者かによって妻がアイスピックで殺されてしまう。
この冒頭といい、クラウディオ・シモネッティの音楽といい、なにこれ？素晴らしい。女子が次々と殺されていく、犯人は誰！？っていうジャッロ風サスペンス。音楽がとにかくかっこよくてそれだけで映画を盛り上げてくれて嬉しい。ハンドミキサーで反撃⇒コンセント抜けるのがギャグすきる。反撃を諦める早さと殺されるまでの間が笑える。エロくないのが残念。

• #80年代
• #イタリア
• #ジャッロ
• #サスペンス★
• #アイスピック

ランベルト・バーヴァが撮ったジャーロ。意外と真面目にミステリーをやろうとしているが、演出はかなりぬるい。殺人シーンは超淡白、エロティックな見せ場も無く、ストーリー展開は火サスみたいな安っぽさ。真犯人も途中のある場面で見当がついてしまう。しかもそのシーンがまんま『歓びの毒牙』っていうね。師匠・アルジェントへのリスペクト風パクリ？ どう考えても瞬間移動の使い手とかじゃないと出来ない犯行なんで、推理モノとしても赤点。犯行動機がラストでクソ雑に処理されるの笑う。クラウディオ・シモネッティの劇伴だけはノリノリで良い。イタリアのお洒落なロケーション、主人公がカフェで食べるハムサンド(？)が美味しそうだった。