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下宿人のsumiccoのレビュー・感想・評価

下宿人(1926年製作の映画)
2.5
2008年のリメイク版を観た流れで
オリジナル版にも手を出したんですが。

1926年って、そっか。

無声映画の時代か…(笑)


人生初です。
無声映画をしっかり観たの。

チャップリンの作品だけは
特集やドキュメンタリーで経験済みとはいえ、
あっても数分でしたから。

正直、80分がものすごく長く…

普段
映画を流しながら家事や
作業をするのが癖になっているんですけど、
音がまったくない映画では
目の離しようもなく。
80分間、
椅子に括りつけられた感覚でした(笑)


新鮮だったのは音楽。

演者の声、無し。
効果音、無し。
ただひたすらクラシックが流れていて
しかも
監督なりの意向はあるんでしょうけど
場面に合っている気がまるでしない(笑)
いわゆるBGMの概念が
94年前と今とでは、全然違うんですね。


あらすじは
ほとんど別物でした。
大筋さえも沿っていません。

リメイク版でもあった!って描写は
何箇所かあって
でも下宿人の正体や
連続殺人事件の展開は
完全に独立したものになっています。


無声映画を
演出とかカメラワークで
評価できるようになってみたいけれど。

観るのが大変だった、が先立って
今は達成感のみでいっぱいいっぱいです(笑)
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