ロボコップやトータルリコールやスターシップトゥルーパーズを撮った鬼才ポールバーホーベンは、近未来の舞台でこそ一番輝くと認識した一作。大ブレイク前夜といった雰囲気。
中世ヨーロッパという現代から見てモラルが崩壊していたであろう世界が舞台なので、結構エゲツないシーンがあっても「まぁ中世だし…」とあっさり消化できてしまいます。
この時代を舞台にした映画には野蛮な描写を入れてくるものが多々ありますが、バーホーベンはそんな中世インモラルブーストを必要としないはずです。世界観を一から作り上げるパワーを持っているのに…。
つらつら不満を述べてしまいましたが、ストーリーのターニングポイントでぶつけてくるアイデアはどれも面白く、ゲスで生き生きした傭兵達を楽しく見られました。