「ジョーズのバッタもんも、そろそろパターンが尽きてきたなあ… せや!サメだけじゃなくてタコとかイルカとか、いろんなもん混ぜてみたろか♪」
そういう作り手の魂胆が見え見えですけど、CGという便利な技術に頼ることなく、異形の人喰いモンスターを"人力"で暴れさせた心意気は立派ですよね!
ここでちょっと、本作品に登場する死神ジョーズくんの恐るべきスペックについて触れておきます。
①噛みつくパワーではホオジロザメを上回る、古代の巨大甲冑魚ダンクルオステウスの頭部!
(だからあんなオモシロい顔なのね)
②水中での移動速度が遅いという甲冑魚の弱点を補う、四対の強力なタコの足。
最大速度はなんと時速50キロ超!
③おまけに知能はイルカレベル。
イルカの脳化指数(体重に占める脳の質量)はチンパンジーの2倍で、地球上でもっとも人間に近い。
④しかも細胞分裂によって無限に増殖する?
これじゃ銃器や爆弾は使えない!
これほどのハイスペックなのに、実は"◯◯だけはめちゃめちゃ苦手"という、私たち人類にとっては誠に都合のよい弱点のオーナーなんですよね。(笑)
最後に、本作品の"題名ややこしい問題"について。
いろいろとテキトーにつけられたと思しきタイトルを列挙すると、ざっとこんな感じです。
"死神ジョーズ 戦慄の血しぶき"
"ジョーズ·アタック2" (なぜ2?)
"DEVIL FISH"
"MONSTER SHARK"
"DEVOURING WAVES" (貪り喰う波?)
"RED OCEAN" .....
邦題と英題だけでこの数!
この作品が受けてきたドイヒーな扱いが伺えますね。(笑)