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地下室のメロディーのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

地下室のメロディー(1963年製作の映画)
4.0
テーマ曲が最高!日本ではCMにも使われていたと思う。お馴染みの曲でジャズ系でチョイ悪なムードのあるメロディは凄くインパクトがあり気分が上がる。

5年の刑を終え出所したシャルル(ジャン・ギャバン)は最後にひと華咲かせようと、無頼の若者フランシス(アラン・ドロン)と組みカジノの現金を強奪するというクライム・サスペンス。63年のモノクロ作品。

音楽の派手さとは反対に豪快なアクションを連発する事は無く、けっこう渋めのドラマでジャン・ギャバンとアラン・ドロンの魅力をゆったりと味わう感じだろうか。演出にいい意味で俗っぽさもあるので、この時代のフランスの空気をたっぷりと堪能する事も出来ると思う。

何と言ってもラストシーンが凄く素晴らしくて、主役2人の無言の演技、虚無感、映像と音楽が強烈に印象に残る。アートだなぁ・・・ノワールだなぁ・・・爽快!
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