ユースケ

GANTZ:Oのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

GANTZ:O(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

エロもグロもナンセンスも楽しめる奥浩哉によるSF漫画【GANTZ】をフル3DCGアニメーションで映画化。
キャラの立った猛者揃いの大阪チームと大好きな妖怪軍団がウジャウジャ登場する大阪編の映画化という事で期待していたのですが、無駄なオリジナル要素と無駄な恋愛要素が鼻につく原作ファンには厳しい残念な作品でした。

とにかく、尺を短くするために登場人物が大量にリストラされ、原作のみどころが大幅にダウン。
吸血鬼のホストざむらいが見せる般若&小面とのソードバトルも、超能力者の坂田研三が見せる俺に任せてお前らは先に行け展開も、自分を慕い、自分の得意技を繰り出すタケシの姿に風大左衛門が本当の強さの意味を知る激アツな泥田坊戦も、削除。レイティングを下げるために、セックス中毒の桑原和男と薬物中毒の花紀京を大阪チームから削除。天狗の相方の犬神もなぜか削除。もう、なんとかしてください。
どうせ【GANTZ】の映画化を楽しみにしている奴なんてニッチな奴しかいないんだから、無駄なオリジナル要素と無駄な恋愛要素でお茶を濁さず、原作を忠実に再現して欲しかったです。

CGのクオリティも7月に劇場公開された【KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV】とは雲泥の差。漫画の映像化なのでリアリティの方向性が違うにしても、お肌ツルツルで作り物感満載。吉本のお笑い芸人の声優起用については触れたくもありません。

とりあえず、褒められる点はレイカのオッパイのみ。レイカのオッパイだけは文句無し。【GANTZ:O】のOは大阪のOではなくオッパイのOだと確信しました。

原作には触れず、実写版でハードルを下げれば、無駄なオリジナル要素と無駄な恋愛要素を感じずに楽しめるのではないでしょうか…「最強の武器は、愛だった」…しゃらくせえ!