とり

花咲ける騎士道のとりのレビュー・感想・評価

花咲ける騎士道(2003年製作の映画)
3.9
ジェラール・フィリップのオリジナルより先に観てしまった。
いわゆるプレイボーイ(死語)でモテてモテてどうしようもない主人公という設定のわりに、リメイクの俳優さんが微妙だった。
顔のつくりは悪くないかもしれないけど、とにかく薄い!30歳前後かなぁ?という風貌なのに、頭髪、特に額から頭頂にかけて危険が迫りまくってました。ニコラスケイジも真っ青!
ロン毛だったからもうちょっと特殊メイクで何とかならなかったのか。
それともアレですか?いわゆる西洋の男の人は胸毛が凄いとセクシーで大モテという法則がハゲにも適用される?
頭髪以外は作品全体的にとても感じ良くて年明け早々清々しい映画を観て満足。
歴史アドベンチャーというよりはコメディタッチアクション映画でしたが、そのコメディがけっこうツボ。センス良くピリっと効いていてクスッと何回も笑ってしまった。
いわゆる悪役も憎めないタイプばかりで全てがお約束通りの展開。観ていて安心できる上に爽快感もけっこうある。
多分、俳優さんたち本人がスタントアクションに挑戦してるんじゃないかと思うけど、そこら辺の頑張り度が伝わってくるし、見えないところにいる製作スタッフの作品にかける愛情もたっぷり感じられました。
ヒロインのペネロペは綺麗だったけど、ちょっと物足りないかなーって感じ。今時のヒロインは自ら戦いまくるのが当たり前になってるから、そういう点でやや薄めに感じて残念。
フランス語を話すペネロペってなんか良さげでした。
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