1986年のイタリア映画。
ランベルト・バーヴァ監督、ダリオ・アルジェント、ランベルト・バーヴァ、フランコ・フェリーニ、ダルダノ・サッケッティ脚本、ダリオ・アルジェント製作総指揮によるホラー。1985年『デモンズ』（Dèmoni）の続編。
とある高層ビル、10階に住む少女サリーは両親を追い出して友人を招き誕生日会を楽しむはずが、何かと苛々がつのり一人でデモンズを扱ったTV番組をご鑑賞、どういうわけかTV画面を通してデモンズ化したサリーさんを筆頭に次々と増殖…、その顛末や如何に、といったお話。
サリーさんと同じ階に住む出産間近の女性ハンナと夫ジョージ、地下のトレーニングジムやら、閉ざされた高層マンションながらもあちこちで様々なドラマと展開があり、楽しませていただきました。
ダリオ・アルジェントさんの娘さん、アーシア・アルジェントさんの映画デビュー作、アーシアちゃんとお呼びしても良いくらいのお年頃、イングリットという重要な役どころを懸命に演じておられます。
サリーさんにつきましては、緑色の液体を垂らし、鋭い爪を生やしたデモンズになってしまう前から、我儘放題の困った娘さんでいらっしゃいまして、同情の余地は非常に少ないかと。
もう一人、同じくデモンズのTV番組を鑑賞していた留守番少年が…いえ、何でもございません。
