ミュンヘンの寂れたバーに年老いた女が訪れる。何を注文していいかも分からない。とりあえずコ、コーラ、、
このシチュエーションは中々の衝撃。知らずして観た方が絶対面白いと思う。
ファスビンダー氏の作品でこんなにも分かりやすい作品があったとは驚き。むしろ別人のような演出に見えた。(未見だけどダグラス・サークの「天はすべて許し給う」を下敷きにしてるとか)
磁極の合わない異国の地で極性を合わせようとすると、また別の化学反応が巻き起こる。ようやくピッタリくっついたと思いきや、また別の、、
ほっこり系と見せかけて、これまた負のオーラ全開ではあるけれど、周囲を気にせず自分らしく生きる姿は力強く圧倒される。
はらわた煮えくり返るような出来事も、観終われば仕方なく思えてしまう不思議、、