にゃんこむ

甲鉄城のカバネリ 総集編 前編 集う光のにゃんこむのレビュー・感想・評価

4.0
スチームパンク×時代劇×ゾンビのオリジナルアニメの総集編劇場版の前編。
過去鑑賞記録です。アニメ版がとても好きだったのと特典のドラマCD目当てで鑑賞。

製作はアニメ版『進撃の巨人』を手がけた、WIT STUDIO。監督は、同じく『進撃の巨人』を担当した荒木哲郎監督。キャラクター原案は『超時空要塞マクロス』などの美樹本晴彦先生。
蒸気機関が発達した日ノ本を舞台に、ゾンビウィルスが蔓延してしまった世界を蒸気機関車で安全な場所まで旅をするお話です。

ゾンビ映画なのですが、この作品で出てくるゾンビは『カバネ』と呼ばれ、感染すると生前よりも肉体が強化され、頭部を破壊されても生存可能な強化ゾンビ。
さらに、弱点の心臓を破壊するにも「心臓被膜」と呼ばれる、金属組織に覆われており、刀や銃弾を通さないという超強化された強いゾンビ!
主人公は妹をカバネに殺された事でカバネ退治に執念を燃やしており、カバネの心臓を破壊する道具や、感染後ウィルスの侵食を食い止める装置を開発しました。その装置のお陰で、カバネウィルスに侵食されながらも、人間の心を持った半人間半カバネ状態(カバネリ)に。主人公と同じくカバネリになった謎の少女と共にゾンビ達を撃退しまくります。

『進撃の巨人』のアクションもなかなかでしたが、こちらのアクションもとっても良い!!城下を駆け巡ったり、列車の上だったり、カバネリの身体能力を使ってくるくる飛び回る少女!
動の作画もとっても良いですが、静の動画もとても良くて、見せ場では一枚絵のような繊細なアニメーションと美樹本晴彦先生の原案の女性キャラクターが非常に艶っぽくて好き。

新作劇場版の製作も進んでいるようなので、今から楽しみです。
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