かなり人を選ぶ作品だけど、良い意味でも、悪い意味でも「ロシアらしさ」が出た純正ロシア映画。
手から剣を生やすことのできる主人公という設定…これが日本やアメリカの映画ならば確実にアクション映画として撮ることが予想できるけれど、本作はアクション映画としてではなく、特異な力を持ってしまったことによる苦悩や生き方を描いたドラマとなっている。
これがまた悩んでどうなるかと思いきや、非行に走るあたりのネガティヴさがロシアっぽい。
本作の監督、映像の撮り方や色彩美はかなりセンスあるんだけど、いちいち中二病くさいのが微笑ましいです。これは見れば分かります笑
主演のあるチョム・トカチェンコも素敵ですが、なによりヒロインのチュルパン・ハマートヴァの美しさが際立つ映画。『グッバイ!レーニン』のチュルパンですよ♪
ロシア映画が大好きな自分ですが、本作はかなり好き。ただ、人には勧めづらいかなぁ…