ソード・ハンド 剣の拳の作品情報・感想・評価

ソード・ハンド 剣の拳2006年製作の映画)

MECHENOSETS

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

3.8

「ソード・ハンド 剣の拳」に投稿された感想・評価

日本版パケと広告にうーん。SFとかアクションとか冒険に重きがおかれる事はない。邦題もそっちに寄せ過ぎかも
本当のの内容は少々暗めのアーティスティックなロシア映画といった感じ。
理解されない若者の苦痛を剣に表したような、、
映像が綺麗。チュルパンハマートヴァの美しさが際立つ〜
パケに騙されなければこの手の映画好きはハマるかも。
noriko

norikoの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ねぇ、何でなの?
何で上質な悲恋ドラマのままにしないの?
何て手から剣が生えてくるっていう阿呆設定にしたの?
馬鹿なの?
このとんでも設定なお蔭で、感極まって泣くはずのシーンで笑っちゃったんです。
心を揺さぶり続けたのなら、しっかり揺さぶりきってもらえないかしら?

とクレームを入れましたが、そもそもこのクレーム自体間違っているよう。
ちょっと調べたら、”SFソード・アクション超大作”!というのが先行しているみたい。
顔がデカいたらこ唇の「ウォンテッド」の視覚効果スペシャリストが集結しているとのこと。
つまり、完全なSF&アクション!完全な大作!
えっ?
きっと製作者の感覚では、「ウルヴァリン」なんでしょうね。
でもね、これは立派なアート映画であって、ウルヴァリン的な映画としたら失敗してますよ。

暗いし、ロシア時間で進行しているし、何より映像が美しい。
大作的要素など一切ないですよ。

だから見続けて変な気がしたのね。
手から剣が出る男。
心根優しいものの、幼少期から疎まれてきた分、守ろうと思ったら手段を選びません。
大切な人を傷つける奴は手から生えた剣で成敗します。
つまり大量殺人犯。

その大量殺人犯と出会った女性が、愛しのチュルパン嬢!
地雷臭むんむんのパッケージに手を伸ばしたのは、ひとえにチュルパン嬢が好きだから。
あぁ、可愛い。
今回も可愛い。
ロリータ全開の「ルナ・パパ」と成熟した女性になった「宇宙飛行士の医者」の間くらい。
何が言いたいかというと、可愛くもあって色気もあるという、最強の時代です!

そのチュルパン嬢、今回がっつりラブシーンを演じています。
もうそのラブシーンが綺麗でね。
監督が絵画的にチュルパン嬢をカメラで愛でているのですから、もう小躍りしながら見ていました。
あえてラブシーンに台詞を入れず、緩やかな音楽に合わせてスローモーションで愛を確かめ合うのです。
穏やかな光も差し込み、何て神々しいシーンなのでしょう。
これはチュルパン嬢だからできる技です。
チュルパン嬢の無垢な美しさは、何者にも代えがたく、唯一無二の絶対的女神なのです!
チュルパンさま。あぁ、チュルパンさま。
と気色悪いチュルパンさま信仰はこの辺りにして、本題に戻ります。

本作どう考えてもアート映画です。
チュルパンさま信仰の段落でも述べましたが、非常に絵画的なシーンが多いのです。
全体にセピア色がかかっており、それがさらに作品を芸術的にしています。
カラックスの「汚れた血」のような構図美を持ち合わせながら、「草原の実験」のように光をとらえるのが上手いのです。
また音楽も感傷的で、この音色を聴くだけで涙腺が緩みそうになります。

その涙腺が緩みきるどころか、絞りやがる戦犯はあの設定!
大量殺人犯とのランデブーなんて、たいてい女が死んで終わります。
予定調和的に終わらしてくれて結構。
それで十分なほど作品の質は高いのです。
よりによってチュルパンさまが死に、大量殺人犯が射殺されるシーンで、手の剣を解放しないでください。
黙って撃たれて、私を泣かせてください。

なんでずっと手から剣が生える図を観客に見せなかったのに、最後の最後で見せるの?
そんなサービスシーンいらないですよ。
それで喚きながら木を切り倒し、ヘリコプターを切り落とすのですよ、あの大量殺人犯は。
五右衛門か。

落とされたヘリコプターから生還した警察。
大量殺人犯を射殺しようとするけど、狙いをつけていた拳銃を下げます。
えっ?
撃ちなさいよ。
あなた、この大量殺人犯に含むところないでしょう?
殺しなさいよ、綺麗なバッドエンドにするために!
結局このままチュルパンさまを腕に抱き、嘆く構図でエンドロール。
嘘っ!

・・・という、さすがロシアな映画に仕上がっています。
まともな作品だと筆が乗らないのに、こういう映画だと書きたいことがわんさか(笑)
あのラストどうよと思いますし、あの設定どうよと幾度となく言っていますが、結局のところロシア映画ですからね。
その一言で許せてしまう自分が怖いです。
それに愛しのチュルパン嬢を拝めたし(笑)
万人受けはまずしませんが、上質なとんでもアート映画が好きな方にはお勧めできます。
あーぁ

あーぁの感想・評価

3.8
愛のためその手で運命を切り開け!
その剣アダマンチウム製に非ず( ´−ω−` )

パケから滲み出る地雷臭…がしかし、こんな厨二パケ写からは微塵も想像できないだろうがこれは正しく傑作だろう。

つっても某ハリウッド大作のウル○◦リンさんみたいなアクション物を想像するとかなり肩透かし食らいますが、コチラは右手から剣生えちゃう青年サーシャの哀しきラブストーリー物となっております。

その不思議な力の所為で周りからは迫害を受け、荒んだ幼少期を過ごした青年サーシャ。
二度とその力は使うまいと誓ったが、初めて恋に落ちた女性カーチャを守る為、警察、殺し屋、軍隊あらゆる脅威にさらされる中ついに彼は右手の封印を解き放つ( ✧Д✧) カッ!!

はい、ごもっともな厨二設定ですがそれとは裏腹にロシア映画という事で非常に丁寧に作られておりまして、こんな設定でもやってることは非常に真面目。全編漂うシリアスな展開には涙しそうになったのは言うまでもない(。-∀-。)

主人公のサーシャはヒュー・ジャックマンをナヨっとさしてアントン・イェルチンで割って薄めたような顔の俳優さん。

んでカーチャ役が【ルナ・パパ】【グッバイ、レーニン!】のチュルパン・ハマートヴァで本当綺麗。この2人の恋模様が美しいったらね。

多分男性より女性が楽しめる映画だろうと思われ。
とりまコッテコテの純ロシア映画なのでハリウッド大作に疲れ目なわしには丁度良い目の保養になりました笑

余談だが『剣の拳』っつう副題をカッコ良いと思って購入したのはココだけの話( ´−ω−` )
sakotake

sakotakeの感想・評価

3.3
おお…意外に楽しめた。
主人公のネガティヴっぷりがまさにロシア映画!アクション映画じゃありません。ヒューマン映画。

手から剣生える主人公なんてイケイケで厨二歓喜ものを描きたくなるけど、苦悩しまくるんです、この主人公は。
画も良し。
さすがロシア、おそロシア。
TaT

TaTの感想・評価

3.8
手から剣が生える人間がバタバタと悪を薙ぎ倒す!訳ではなく、過去のトラウマに苦悩し迷走する話。ヒーローにしない所がさすがロシア。にしてもあっさり人殺しすぎなような...。 

この映画はとりあえずチュルパン嬢がやばい!美しく可憐です。特に光に照らされながら主人公とイチャつくシーンはあまりの美しさに5回くらい見ちゃいました。「宇宙飛行士の医者」では髪上げてたけど、この人は髪下ろした方が魅力的。 この映画のおかげですっかりチュルパン嬢の虜に笑 

作品としては光や炎や雨の使い方が上手い!でも、ストーリーは途中から主人公がただの殺人鬼にしか見えなくて微妙でした。
Nekubo

Nekuboの感想・評価

5.0
かなり人を選ぶ作品だけど、良い意味でも、悪い意味でも「ロシアらしさ」が出た純正ロシア映画。

手から剣を生やすことのできる主人公という設定…これが日本やアメリカの映画ならば確実にアクション映画として撮ることが予想できるけれど、本作はアクション映画としてではなく、特異な力を持ってしまったことによる苦悩や生き方を描いたドラマとなっている。

これがまた悩んでどうなるかと思いきや、非行に走るあたりのネガティヴさがロシアっぽい。

本作の監督、映像の撮り方や色彩美はかなりセンスあるんだけど、いちいち中二病くさいのが微笑ましいです。これは見れば分かります笑

主演のあるチョム・トカチェンコも素敵ですが、なによりヒロインのチュルパン・ハマートヴァの美しさが際立つ映画。『グッバイ!レーニン』のチュルパンですよ♪

ロシア映画が大好きな自分ですが、本作はかなり好き。ただ、人には勧めづらいかなぁ…
生まれつき右手から鋭い剣を生やすことができる特殊能力を持った青年・サーシャのお話。 設定や話うんぬんだけを見るとなんだよこの中二設定は!?ってなるんだけど、これが意外と面白い。映像のセンスもレベルが高く、ロシア映画侮りがたし。これがハリウッド映画だったらどうなっていたことだろう…(白目)。ワンコインDVDとしては十分、いやそれ以上に元がとれる作品。
200作以上のDVDを持ってますが
その中でも5本の指に入る程のクソ映画でした