危険な運転で2人の死者を出す大事故を起こし、短時間しか記憶がもたない脳障害を抱えることとなったクリス(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。後悔や悲しみや怒りが混じり合う中で、いつか自分への“許し”を得たいと願う日々。そんな中で出会った男の強盗事件の計画を知り、加担するハメになる‥。
簡単に書けばこのようなストーリーだと思うが、とにかく切ない。若気の至りで起こった事故なのに、神様はこんなにも辛い罰を与えるのですか、と。そんな陰のある青年を、繊細で優しい目をしたジョセフが演じる。涙をぽろりと流すシーンってあまり観たことないから新鮮でした。記憶できないことが情けなくて悔しい‥というように。